英語を勉強していると、
I work.
だったのに、
He works.
になる。
「なんで急にsが付くん?」
と思ったことはありませんか?
英語初心者がつまずきやすい文法の一つが、「三単現のs」です。
workにsを付けるだけのように見えますが、
「いつ付けるの?」
「Heだけ?」
「Sheや人の名前の場合は?」
「goがgoesになるのはなぜ?」
など、疑問がたくさん出てくると思います。
僕自身も最初は、「とりあえずHeのときはsを付けるんかな?」くらいの理解でした。
でも、三単現という言葉を分解して考えると、意外とルールはシンプルです。
今回は、英語初心者向けに「三単現のsとは何なのか?」から、s・es・iesの付け方まで、できるだけわかりやすくまとめていきます。
そもそも「三単現のs」って何?
まず、「三単現」という言葉が難しく感じますよね。
三単現とは、
三人称
単数
現在形
を省略した言葉です。
つまり、
「三人称単数現在形のs」
ということです。
英語では、主語が三人称・単数で、現在のことを表す場合、一般動詞にsを付けるというルールがあります。
例えば、
I work.
私は働きます。
という文章があります。
これを、
He work.
とは言いません。
正しくは、
He works.
です。
主語がIからHeに変わったことで、workにsが付きました。
これが「三単現のs」です。
最初は難しく考えず、
HeやSheなどが主語になると、一般動詞にsが付くことがある
というイメージから覚えていきましょう。
「三人称」って何?
三単現を理解するためには、まず「三人称」を知る必要があります。
人称とは、簡単に言うと、
誰のことを話しているのか
という考え方です。
例えば、
I → 私
は、自分自身のことなので「一人称」です。
You → あなた
は、話している相手なので「二人称」です。
そして、
He → 彼
She → 彼女
It → それ
など、自分でも相手でもないものが「三人称」です。
簡単にまとめると、
一人称 → 自分
二人称 → 相手
三人称 → 自分と相手以外
となります。
例えば、
I
You
以外の第三者について話すときに、三人称という考え方が出てきます。
HeやSheだけでなく、
Tom
my father
my mother
the dog
なども三人称です。
つまり、「人の名前」や「物」なども三人称になることがあります。
「単数」って何?
次に「単数」です。
単数とは、簡単に言うと、
1人
または
1つ
ということです。
例えば、
He
は「彼1人」なので単数です。
She
も「彼女1人」なので単数です。
Tom
も1人の人物なので単数です。
The dog
も1匹の犬なので単数です。
一方、
They
は「彼ら」という意味なので複数です。
Dogs
は「犬たち」という意味なので複数です。
ここが大切です。
Theyは三人称ですが、複数です。
そのため、
They plays soccer.
とはなりません。
正しくは、
They play soccer.
です。
三単現のsが付くのは、
三人称
そして、
単数
この両方がそろっているときです。
「現在形」って何?
三単現の最後の「現」は、現在形のことです。
現在形は、
今のこと
普段すること
習慣
などを表すときに使われます。
例えば、
He plays soccer.
彼はサッカーをします。
これは現在の習慣などを表しています。
そのため、playにsが付いて、
plays
となります。
一方、過去のことを話す場合は、
He played soccer yesterday.
彼は昨日サッカーをしました。
となります。
この場合は過去形なので、「三単現のs」ではありません。
三単現のsが付く条件は、
三人称
単数
現在形
という3つがそろったときです。
三単現のsが付く主語を覚えよう
では、実際にどんな主語のときに三単現のsが付くのでしょうか。
代表的なのは、
He
She
It
です。
例えば、
He works.
彼は働きます。
She studies English.
彼女は英語を勉強します。
It looks good.
それは良さそうです。
また、人の名前でも同じです。
Tom works.
トムは働きます。
My father plays golf.
私の父はゴルフをします。
The dog eats food.
その犬はご飯を食べます。
これらはすべて、
自分ではない
相手でもない
1人または1つ
なので、三人称単数です。
そのため、現在形の一般動詞にsが付きます。
I・You・We・Theyにはsを付けない
一方、次の主語の場合は基本的に三単現のsは付きません。
I
You
We
They
です。
例えば、
I work.
私は働きます。
You work.
あなたは働きます。
We work.
私たちは働きます。
They work.
彼らは働きます。
すべてworkのままです。
ここで比べてみましょう。
I work.
You work.
We work.
They work.
He works.
She works.
It works.
違いがわかるでしょうか?
He・She・Itになると、workにsが付いています。
英語を勉強し始めたばかりの頃は、
「He・She・Itのときは動詞に変化がある」
と覚えておくとわかりやすいと思います。
基本は動詞にsを付ける
三単現のsは、基本的には一般動詞の最後にsを付けます。
例えば、
play → plays
work → works
like → likes
read → reads
speak → speaks
となります。
文章にすると、
He plays baseball.
彼は野球をします。
She works every day.
彼女は毎日働きます。
Tom likes music.
トムは音楽が好きです。
このように、多くの一般動詞はそのままsを付ければ大丈夫です。
ただし、一部の動詞はsだけではなく、
es
や、
ies
を付ける場合があります。
sではなくesを付ける場合
動詞によっては、最後にsではなくesを付けます。
代表的なのが、
s
sh
ch
x
o
などで終わる動詞です。
例えば、
go → goes
watch → watches
wash → washes
fix → fixes
となります。
例文を見てみましょう。
He goes to school.
彼は学校へ行きます。
She watches TV.
彼女はテレビを見ます。
My father washes the car.
私の父は車を洗います。
最初は全部覚えるのが大変かもしれません。
まずは、
go → goes
watch → watches
のような、よく使う単語から覚えていけば大丈夫です。
yをiに変えてiesを付ける場合
もう一つ、三単現のsで注意したいのが、
study → studies
のような変化です。
子音字+yで終わる動詞の場合、
yをiに変えてes
を付けます。
例えば、
study → studies
try → tries
となります。
She studies English.
彼女は英語を勉強します。
He tries hard.
彼は一生懸命頑張ります。
ただし、すべてのyで終わる単語がiesになるわけではありません。
例えば、
play → plays
です。
playは、
pla+y
のように、yの前が母音なので、そのままsを付けます。
最初は少しややこしく感じますが、
study → studies
play → plays
という代表的な違いを覚えておくと理解しやすくなります。
haveはhasになる
三単現のsには、特別な変化をする動詞もあります。
代表的なのが、
have → has
です。
例えば、
I have a dog.
私は犬を飼っています。
ですが、主語がHeになると、
He has a dog.
彼は犬を飼っています。
となります。
haveにsを付けて、
haves
にはなりません。
haveの場合は、
He has
She has
It has
と覚えておきましょう。
三単現のsを表でまとめる
ここまでの内容を簡単にまとめます。
基本的な動詞
work → works
play → plays
like → likes
s・sh・ch・x・oなどで終わる動詞
go → goes
watch → watches
wash → washes
fix → fixes
子音字+yで終わる動詞
study → studies
try → tries
特別な変化
have → has
最初からすべて完璧に覚える必要はありません。
まずは、
基本はsを付ける
一部はesになる
studyのようにiesになるものがある
haveはhasになる
という順番で覚えていきましょう。
「He works.」を自分で作ってみよう
ここまで理解できたら、実際に英文を作ってみましょう。
「彼は働きます。」
まず、
誰が?
→ 彼
なので、
He
を使います。
次に、
何をする?
→ 働く
なので、
work
です。
ここで主語のHeは、
三人称
単数
です。
現在のことを表しているので、三単現のsを付けます。
そのため、
He works.
となります。
同じように、
「彼女は英語を勉強します。」
なら、
She studies English.
です。
Sheは三人称単数なので、studyをstudiesに変えます。
英文を作るときは、
①主語を確認する
②三人称単数か確認する
③現在形なら動詞を変化させる
という順番で考えるとわかりやすくなります。
三単現のsでよくある間違い
三単現のsでは、よくある間違いがあります。
例えば、
He work.
これは間違いです。
Heは三人称単数なので、
He works.
が正解です。
また、
They works.
も間違いです。
Theyは複数なので、
They work.
となります。
もう一つ注意したいのが、
He studys English.
です。
studyは子音字+yで終わるため、
studys
ではなく、
studies
になります。
最初は間違えても大丈夫です。
英文をたくさん見ながら、
He → works
She → studies
They → work
という違いに少しずつ慣れていきましょう。
まとめ
今回は、英語初心者がつまずきやすい「三単現のs」について勉強しました。
三単現とは、
三人称
単数
現在形
を省略した言葉です。
主語が、
He
She
It
人の名前
1つの物
などの三人称単数で、現在形の一般動詞を使う場合、動詞の形が変わります。
基本は、
work → works
play → plays
のようにsを付けます。
ただし、
go → goes
study → studies
have → has
のような変化もあります。
三単現のsを見分けるときは、まず、
「誰がその動作をするのか?」
を確認してみましょう。
主語がHeやShe、1人の名前などの場合は、
「三単現のsが必要かな?」
と考えるクセをつけるのがおすすめです。
英語の文法は一気に全部覚えようとすると難しく感じます。
でも、
主語
↓
動詞
↓
三単現のs
というように、一つずつ理解していけば大丈夫です。
僕自身もまだまだ勉強中なので、これからも一緒に英語の基礎を少しずつ積み上げていきましょう。

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