第二種電気工事士の図記号|コンセント・スイッチ・照明の見分け方と覚え方【資格・工具】

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ELECLISH NOTE / WIRING SYMBOLS

形で分類。文字で区別。
図記号を、器具の役割につなげよう。

第二種電気工事士の配線図を見て、「似た記号が多くて覚えられない」「EとETは何が違う?」と迷っていませんか。

図記号は、基本の形と、近くに書かれた数字・文字を分けて読むと整理しやすくなります。

この記事では、コンセント・スイッチ・照明に絞って、代表的な記号と覚え方を解説します。

図記号を読む順番

  1. 基本の形:どの種類の器具かを確認する
  2. 傍記:近くの数字・文字で、種類や機能を確認する
  3. 注記:図面全体の凡例・注意事項も読む

本記事の図は学習用に描き起こした代表例です。試験問題では、その図面の凡例や注意事項も合わせて判断してください。

図記号とは?配線図で器具を表す共通の記号

図記号は、器具や設備の種類、設置位置などを図面上で表すための記号です。毎回長い名称を書かなくても、記号を使って情報を伝えられます。

第二種電気工事士の試験では、構内電気設備用図記号などのJIS規格が用いられます。配線図の問題では、名称だけでなく、器具の用途や工事内容を理解することも必要です。

記号・器具の名前・実物の特徴を組み合わせて覚えていきましょう。

コンセントは「基本記号+傍記」で読む

コンセントは、円と平行線を組み合わせた記号を基本に、取り付け場所や種類を表します。壁付けでは壁側を塗りつぶすなど、描き方によって設置場所も区別されます。

さらに、記号のそばに付く文字を「傍記」といいます。まずは、接地に関係するE・ET・EETの違いを整理しましょう。

コンセントの傍記

E

接地極付

プラグの接地ピンを受ける、接地極を備えています。

コンセントの傍記

ET

接地端子付

機器のアース線を接続するための端子を備えています。

コンセントの傍記

EET

接地極付・接地端子付

接地極と接地端子の、両方を備えています。

※上のE・ET・EETは、コンセントの基本記号と組み合わせて読む文字です。文字だけを独立した図記号として使うものではありません。

EとETは「アース付き」で一括りにしない

接地極と接地端子は、どちらも接地に関係しますが、接続方法が異なります。写真問題では、接地ピン用の差込口があるか、アース線用の端子があるかを分けて確認しましょう。

また、一般的な100Vコンセントの長い差込口を示す「接地側極」は、ここでいう保護接地用の接地極とは別です。

WP・LK・Tなどの傍記も、機能と結びつける

傍記 意味 覚えるポイント
E 接地極付 プラグの接地ピンに対応する部分
ET 接地端子付 アース線を接続する端子
EET 接地極付接地端子付 接地極と接地端子の両方
WP 防雨形 試験では「防水形」と取り違えない
LK 抜け止め形 プラグが不用意に抜けることを防ぐ構造
T 引掛形 差し込んで回し、保持する形式
EL 漏電遮断器付 漏電遮断器を備える

傍記は、器具の種類とセットで読みましょう。

例えば、コンセントのTは引掛形ですが、スイッチのTはタイマスイッチを示します。アルファベットだけで器具を決めないことが大切です。

コンセントの「2」と、スイッチの「3」は意味が違う

コンセントに添える2・3などの数字は、口数を表す場合があります。一方、スイッチの3・4は、3路・4路という種類を示します。

「数字はすべて個数」と覚えるのではなく、どの基本記号に付いている数字かを確認してください。定格電流・定格電圧など、単位付きの表示も見落とさないようにしましょう。

スイッチは黒丸と傍記に注目する

ここでは、一般的な点滅器を表す黒丸の記号を使って比較します。ワイド形など、別の形で表されるものもあります。

片切スイッチ

基本となる点滅器。1か所から照明を入り切りする回路などに使います。

3

3路スイッチ

2個を組み合わせ、階段などで1つの照明を2か所から操作できます。

4

4路スイッチ

2個の3路スイッチの間に組み合わせ、3か所以上から操作する回路に使います。

「3路だから3か所から操作する」ではありません。

2か所操作の基本は3路スイッチ2個。3か所操作なら、それらの間に4路スイッチを1個組み合わせます。名前の数字を、そのまま操作場所の数にしないようにしましょう。

HとLは、表示灯の役割を区別する

傍記 代表的な意味 読み取り方
3 3路スイッチ 片切と区別する
4 4路スイッチ 3路と組み合わせる役割を確認する
H 位置表示灯内蔵 暗い場所などで、スイッチの位置を知らせる表示灯
L 確認表示灯内蔵 負荷の入切状態などを確認する表示灯
A 自動点滅器 周囲の明るさに応じた点滅などに使う
T タイマスイッチ 時間に関する制御を行う

HやLは「光るスイッチ」でまとめず、何を知らせる表示灯なのかを区別しましょう。実際の点灯動作や接続条件は、製品の仕様も確認します。

照明は、丸の中の文字や線まで確認する

一般用照明の図記号には、白熱灯・HID灯などを表す丸形の記号があります。器具の種類を区別するときは、文字や線を組み合わせます。

まずは、天井直付けのシーリング、埋込器具、ペンダントを見比べてみましょう。

CL

シーリング|CL

天井直付けの照明器具を表します。

DL

埋込器具|DL

ダウンライトなど、埋め込んで設置する器具を表します。

ペンダント

天井からつり下げる照明器具を表します。

照明器具と「引掛シーリング」は別

照明器具のシーリングと、器具を接続するための配線器具である引掛シーリングは別です。

名前に「シーリング」が入っているからといって、同じ図記号になるわけではありません。引掛シーリングには、角形・丸形などを表す別の記号があります。

また、丸い記号を見て「すべて照明」と判断するのも避けましょう。中に入る線・文字、周囲の表示まで確認することが大切です。

図記号を覚えるコツは「似ているものを比較する」

一覧表を上から順に眺めるだけでなく、違いが小さいものを並べて復習しましょう。

  1. E・ET・EET:接地極か、接地端子か、両方か
  2. 片切・3路・4路:数字と回路内での役割
  3. H・L:何を知らせる表示灯か
  4. CL・DL・ペンダント:直付け・埋込み・つり下げの違い

問題に正解したら、他の選択肢がなぜ違うのかも説明してみてください。似た記号を区別する練習になります。

写真問題では、条件を一つずつ照合する

例えば、コンセントの写真を選ぶ問題なら、口数、接地極、接地端子、定格、特殊な構造の順で確認します。

一つの特徴が合うだけで答えを決めず、記号が示す条件をすべて満たしているかを確認しましょう。

確認問題|名称と役割を答えてみよう

以下は本記事のオリジナル確認問題です。図記号の基本形と組み合わせて読むことを意識してください。

  1. コンセントの傍記Eは、何を表す?
  2. 接地極と接地端子の両方を備えるコンセントの傍記は?
  3. コンセントのWPは、防雨形・防水形のどちら?
  4. 黒丸に3を添えたスイッチを2個使うと、基本的に何か所から照明を操作できる?
  5. スイッチのHとLは、それぞれ何の表示灯を示す?
  6. 丸の中にCLを記した照明器具と、引掛シーリングは同じもの?

答えと確認ポイント

  1. 接地極付。接地ピンを受ける部分を備えます。
  2. EET。EとETを区別したうえで覚えましょう。
  3. 防雨形。名称を正確に覚えます。
  4. 2か所。3路の3は、操作場所の数ではありません。
  5. Hは位置表示灯、Lは確認表示灯。表示する目的の違いがポイントです。
  6. 別のもの。CLは天井直付けの照明器具、引掛シーリングは接続用の配線器具です。

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まとめ

  • 基本の形→傍記→図面の注記の順に読む。
  • コンセントのEは接地極、ETは接地端子、EETは両方。
  • 3路・4路の数字を、操作場所の数と混同しない。
  • スイッチのHとLは、表示灯の役割を区別する。
  • 照明は丸の中の文字や線も確認し、引掛シーリングと分けて覚える。

記号を見たら、名前だけでなく器具の姿と役割も思い浮かべてみましょう。違いを説明できるようになることが、配線図の読み取りにつながります。

参考・公式資料

本記事は代表的な記号を扱う基礎編です。すべての図記号を網羅するものではありません。試験では受験年度の公式情報、問題文、凡例、注意事項に従って判断してください。

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