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ELECLISH NOTE / WIRING SYMBOLS
形で分類。文字で区別。
図記号を、器具の役割につなげよう。
第二種電気工事士の配線図を見て、「似た記号が多くて覚えられない」「EとETは何が違う?」と迷っていませんか。
図記号は、基本の形と、近くに書かれた数字・文字を分けて読むと整理しやすくなります。
この記事では、コンセント・スイッチ・照明に絞って、代表的な記号と覚え方を解説します。
図記号を読む順番
- 基本の形:どの種類の器具かを確認する
- 傍記:近くの数字・文字で、種類や機能を確認する
- 注記:図面全体の凡例・注意事項も読む
本記事の図は学習用に描き起こした代表例です。試験問題では、その図面の凡例や注意事項も合わせて判断してください。
図記号とは?配線図で器具を表す共通の記号
図記号は、器具や設備の種類、設置位置などを図面上で表すための記号です。毎回長い名称を書かなくても、記号を使って情報を伝えられます。
第二種電気工事士の試験では、構内電気設備用図記号などのJIS規格が用いられます。配線図の問題では、名称だけでなく、器具の用途や工事内容を理解することも必要です。
記号・器具の名前・実物の特徴を組み合わせて覚えていきましょう。
コンセントは「基本記号+傍記」で読む
コンセントは、円と平行線を組み合わせた記号を基本に、取り付け場所や種類を表します。壁付けでは壁側を塗りつぶすなど、描き方によって設置場所も区別されます。
さらに、記号のそばに付く文字を「傍記」といいます。まずは、接地に関係するE・ET・EETの違いを整理しましょう。
コンセントの傍記
接地極付
プラグの接地ピンを受ける、接地極を備えています。
コンセントの傍記
接地端子付
機器のアース線を接続するための端子を備えています。
コンセントの傍記
接地極付・接地端子付
接地極と接地端子の、両方を備えています。
※上のE・ET・EETは、コンセントの基本記号と組み合わせて読む文字です。文字だけを独立した図記号として使うものではありません。
EとETは「アース付き」で一括りにしない
接地極と接地端子は、どちらも接地に関係しますが、接続方法が異なります。写真問題では、接地ピン用の差込口があるか、アース線用の端子があるかを分けて確認しましょう。
また、一般的な100Vコンセントの長い差込口を示す「接地側極」は、ここでいう保護接地用の接地極とは別です。
器具自体の違いは、コンセントの種類・100Vと200V・接地極の解説で確認できます。
WP・LK・Tなどの傍記も、機能と結びつける
| 傍記 | 意味 | 覚えるポイント |
|---|---|---|
| E | 接地極付 | プラグの接地ピンに対応する部分 |
| ET | 接地端子付 | アース線を接続する端子 |
| EET | 接地極付接地端子付 | 接地極と接地端子の両方 |
| WP | 防雨形 | 試験では「防水形」と取り違えない |
| LK | 抜け止め形 | プラグが不用意に抜けることを防ぐ構造 |
| T | 引掛形 | 差し込んで回し、保持する形式 |
| EL | 漏電遮断器付 | 漏電遮断器を備える |
傍記は、器具の種類とセットで読みましょう。
例えば、コンセントのTは引掛形ですが、スイッチのTはタイマスイッチを示します。アルファベットだけで器具を決めないことが大切です。
コンセントの「2」と、スイッチの「3」は意味が違う
コンセントに添える2・3などの数字は、口数を表す場合があります。一方、スイッチの3・4は、3路・4路という種類を示します。
「数字はすべて個数」と覚えるのではなく、どの基本記号に付いている数字かを確認してください。定格電流・定格電圧など、単位付きの表示も見落とさないようにしましょう。
スイッチは黒丸と傍記に注目する
ここでは、一般的な点滅器を表す黒丸の記号を使って比較します。ワイド形など、別の形で表されるものもあります。
片切スイッチ
基本となる点滅器。1か所から照明を入り切りする回路などに使います。
3路スイッチ
2個を組み合わせ、階段などで1つの照明を2か所から操作できます。
4路スイッチ
2個の3路スイッチの間に組み合わせ、3か所以上から操作する回路に使います。
「3路だから3か所から操作する」ではありません。
2か所操作の基本は3路スイッチ2個。3か所操作なら、それらの間に4路スイッチを1個組み合わせます。名前の数字を、そのまま操作場所の数にしないようにしましょう。
HとLは、表示灯の役割を区別する
| 傍記 | 代表的な意味 | 読み取り方 |
|---|---|---|
| 3 | 3路スイッチ | 片切と区別する |
| 4 | 4路スイッチ | 3路と組み合わせる役割を確認する |
| H | 位置表示灯内蔵 | 暗い場所などで、スイッチの位置を知らせる表示灯 |
| L | 確認表示灯内蔵 | 負荷の入切状態などを確認する表示灯 |
| A | 自動点滅器 | 周囲の明るさに応じた点滅などに使う |
| T | タイマスイッチ | 時間に関する制御を行う |
HやLは「光るスイッチ」でまとめず、何を知らせる表示灯なのかを区別しましょう。実際の点灯動作や接続条件は、製品の仕様も確認します。
照明は、丸の中の文字や線まで確認する
一般用照明の図記号には、白熱灯・HID灯などを表す丸形の記号があります。器具の種類を区別するときは、文字や線を組み合わせます。
まずは、天井直付けのシーリング、埋込器具、ペンダントを見比べてみましょう。
シーリング|CL
天井直付けの照明器具を表します。
埋込器具|DL
ダウンライトなど、埋め込んで設置する器具を表します。
ペンダント
天井からつり下げる照明器具を表します。
照明器具と「引掛シーリング」は別
照明器具のシーリングと、器具を接続するための配線器具である引掛シーリングは別です。
名前に「シーリング」が入っているからといって、同じ図記号になるわけではありません。引掛シーリングには、角形・丸形などを表す別の記号があります。
また、丸い記号を見て「すべて照明」と判断するのも避けましょう。中に入る線・文字、周囲の表示まで確認することが大切です。
図記号を覚えるコツは「似ているものを比較する」
一覧表を上から順に眺めるだけでなく、違いが小さいものを並べて復習しましょう。
- E・ET・EET:接地極か、接地端子か、両方か
- 片切・3路・4路:数字と回路内での役割
- H・L:何を知らせる表示灯か
- CL・DL・ペンダント:直付け・埋込み・つり下げの違い
問題に正解したら、他の選択肢がなぜ違うのかも説明してみてください。似た記号を区別する練習になります。
写真問題では、条件を一つずつ照合する
例えば、コンセントの写真を選ぶ問題なら、口数、接地極、接地端子、定格、特殊な構造の順で確認します。
一つの特徴が合うだけで答えを決めず、記号が示す条件をすべて満たしているかを確認しましょう。
確認問題|名称と役割を答えてみよう
以下は本記事のオリジナル確認問題です。図記号の基本形と組み合わせて読むことを意識してください。
- コンセントの傍記Eは、何を表す?
- 接地極と接地端子の両方を備えるコンセントの傍記は?
- コンセントのWPは、防雨形・防水形のどちら?
- 黒丸に3を添えたスイッチを2個使うと、基本的に何か所から照明を操作できる?
- スイッチのHとLは、それぞれ何の表示灯を示す?
- 丸の中にCLを記した照明器具と、引掛シーリングは同じもの?
答えと確認ポイント
- 接地極付。接地ピンを受ける部分を備えます。
- EET。EとETを区別したうえで覚えましょう。
- 防雨形。名称を正確に覚えます。
- 2か所。3路の3は、操作場所の数ではありません。
- Hは位置表示灯、Lは確認表示灯。表示する目的の違いがポイントです。
- 別のもの。CLは天井直付けの照明器具、引掛シーリングは接続用の配線器具です。
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まとめ
- 基本の形→傍記→図面の注記の順に読む。
- コンセントのEは接地極、ETは接地端子、EETは両方。
- 3路・4路の数字を、操作場所の数と混同しない。
- スイッチのHとLは、表示灯の役割を区別する。
- 照明は丸の中の文字や線も確認し、引掛シーリングと分けて覚える。
記号を見たら、名前だけでなく器具の姿と役割も思い浮かべてみましょう。違いを説明できるようになることが、配線図の読み取りにつながります。
参考・公式資料
- 電気技術者試験センター|第二種電気工事士の学科試験のポイント
- 電気技術者試験センター|配線図の例題・解説
- HOZAN|配線図記号1
- Panasonic|スイッチ・コンセントの配線図記号
- 国土交通省|公共建築設備工事標準図(電気設備工事編)
本記事は代表的な記号を扱う基礎編です。すべての図記号を網羅するものではありません。試験では受験年度の公式情報、問題文、凡例、注意事項に従って判断してください。

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