英語を勉強していると、「He plays baseball.」のように、動詞の後ろにsが付いている英文を見かけます。
でも、「I play baseball.」ではsが付いていません。
同じplayなのに、どうして形が変わるのでしょうか?
これは、中学英語で学ぶ「三単現のs」というルールが関係しています。
僕自身も英語を勉強し始めた頃は、「三単現って何?」「なぜsが必要なん?」と疑問に思っていました。
今回は、三単現の意味からs・es・iesの付け方、否定文や疑問文での注意点まで、英語初心者向けにわかりやすく解説します。
三単現のsとは?
三単現のsとは、主語が三人称単数で、現在形の一般動詞を使うときに、動詞の形が変わるルールのことです。
まずは、次の2つの英文を比べてみましょう。
I play baseball.
私は野球をします。
He plays baseball.
彼は野球をします。
主語がIのときはplayですが、Heになるとplaysに変わります。
これが三単現のsの基本です。
I play. → He plays.
現在形の肯定文で主語が三人称単数になると、一般動詞にsやesなどが付くのが基本です。
三単現とは?「三人称・単数・現在形」を分解して理解しよう
「三単現」という言葉は、三人称・単数・現在形を短くしたものです。
難しそうに見えますが、3つに分けると理解しやすくなります。
① 三人称とは?
英語では、人称を大きく3つに分けて考えます。
| 人称 | 意味 | 例 |
|---|---|---|
| 一人称 | 話している本人 | I / We |
| 二人称 | 話しかけている相手 | You |
| 三人称 | それ以外の人や物 | He / She / It / They など |
つまり、三人称とは、私(たち)でも、あなた(たち)でもない人や物のことです。
② 単数とは?
単数とは、基本的に1人または1つを表すことです。
例えば、He(彼)、She(彼女)、It(それ)は三人称単数です。
また、Tom(トム)、My mother(私の母)、This dog(この犬)のような主語も三人称単数になります。
トムはサッカーをします。
私の母は夕食を作ります。
一方、They(彼ら・それら)やMy friends(私の友達たち)は複数なので、三人称単数にはなりません。
③ 現在形とは?
現在形は、普段の習慣や一般的な事実、現在の状態などを表すときに使います。
彼は毎日働いています。
彼女は音楽が好きです。
三単現のsは、こうした現在形の一般動詞で使うルールです。
過去形や、canの後ろの動詞などには、同じようにsを付けるわけではありません。
三単現のsが付く主語・付かない主語
ここまでの内容を表に整理してみましょう。
| 主語 | 三単現のs | 例文 |
|---|---|---|
| I | 付かない | I work. |
| You | 付かない | You work. |
| He | 付く | He works. |
| She | 付く | She works. |
| It | 付く | It works. |
| We | 付かない | We work. |
| They | 付かない | They work. |
ここで覚えておきたいのは、三人称単数はHe・She・Itだけではないということです。
「My father」「This machine」「The dog」なども、1人や1つを指す主語なので、現在形の一般動詞は三単現の形になります。
この機械は正常に動きます。
これらの機械は正常に動きます。
machineが1台ならworks、machinesが複数ならworkになります。
三単現のsの付け方|s・es・iesのルール
三単現では、動詞の後ろにsを付けるのが基本ですが、動詞によって形が変わります。
基本は動詞の後ろにsを付ける
| 原形 | 三単現 |
|---|---|
| work | works |
| play | plays |
| read | reads |
| like | likes |
まずは、この基本パターンを覚えましょう。
s・sh・ch・x・oなどで終わる動詞はesを付けることが多い
| 原形 | 三単現 |
|---|---|
| watch | watches |
| wash | washes |
| fix | fixes |
| go | goes |
| do | does |
例えば、「He watches TV.(彼はテレビを見ます)」のように使います。
子音字+yで終わる動詞はyをiesに変える
studyのように、子音字+yで終わる動詞は、yをiesに変えます。
| 原形 | 三単現 |
|---|---|
| study | studies |
| try | tries |
| carry | carries |
ただし、playやenjoyのように母音字+yで終わる動詞は、yを変えずにsを付けます。
play → plays、enjoy → enjoysとなります。
haveはhasになる
haveは、三単現になるとhasに変わります。
私は車を持っています。
彼は車を持っています。
havesとはならないので、セットで覚えておきましょう。
なぜ三単現では動詞にsが付くの?
ここで気になるのが、「そもそもなぜsを付ける必要があるのか?」という疑問です。
実は、三単現のsに「彼」や「1人」といった独立した意味があるわけではありません。
英語では、主語の人称や数などに応じて動詞の形が変わることがあります。これを主語と動詞の一致といいます。
三単現のsも、そのルールの一つです。
英語の歴史をたどると、昔は現在よりも多くの動詞の語尾変化がありました。その多くが簡略化され、現代英語では三人称単数の現在形に特徴的な語尾が残っています。
「sが付くと意味が大きく変わる」というより、主語に合わせて動詞の形を整える英文法のルールと考えるとわかりやすいです。
否定文・疑問文では三単現のsはどうなる?
三単現で特に間違えやすいのが、否定文と疑問文です。
現在形の肯定文ではHe plays.ですが、否定文や疑問文ではdoes・doesn’tの後ろに動詞の原形を使います。
否定文ではdoesn’t+動詞の原形
彼は野球をします。
彼は野球をしません。
doesn’tの後ろにplaysは置きません。
doesn’tはdoes notの短縮形です。
三人称単数の現在形であることはdoesの形に反映されているため、後ろの一般動詞は原形になります。
疑問文ではDoes+主語+動詞の原形
彼女はコーヒーが好きですか?
Doesの後ろではlikesではなくlikeを使います。
答えるときは「Yes, she does.」「No, she doesn’t.」となります。
肯定文:He plays baseball.
否定文:He doesn’t play baseball.
疑問文:Does he play baseball?
be動詞にも三単現のsを付けるの?
ここも混乱しやすいポイントです。
be動詞は、一般動詞のようにsを付けるのではなく、主語に応じてam・is・areを使い分けます。
He is busy.
彼は忙しいです。
He works.
彼は働いています。
Heのとき、be動詞ならis、一般動詞workならworksになります。
つまり、三単現のsは一般動詞の現在形を学ぶときに意識するルールです。be動詞は別の形で主語に合わせて変化します。
練習問題|三単現のsを確認しよう
最後に、今回の内容を使って練習してみましょう。
- He ( ) soccer.(play)
- She ( ) English.(study)
- My father ( ) a car.(have)
- They ( ) every day.(work)
- He doesn’t ( ) coffee.(like)
- ( ) she watch TV?(Do / Does)
答えを確認する
1. plays
2. studies
3. has
4. work
5. like
6. Does
1〜3は三人称単数の現在形なので動詞の形が変わります。4は主語がTheyなので原形です。5と6はdoes・doesn’tを使うため、一般動詞は原形になります。
まとめ
今回は、三単現のsの意味や付け方、否定文・疑問文での注意点を解説しました。
- 三単現は「三人称・単数・現在形」の略。
- 現在形の肯定文で主語が三人称単数なら、一般動詞にs・esなどを付ける。
- study → studies、have → hasなど、形が変わる動詞もある。
- does・doesn’tの後ろでは一般動詞を原形にする。
- be動詞はsを付けず、am・is・areなどを使い分ける。
僕も英語を勉強していて感じますが、三単現はルールを読むだけではなかなか身につきません。
まずは「I work. → He works.」「I study. → She studies.」のように、主語を入れ替えて英文を作ってみるのがおすすめです。
最初は間違えても大丈夫。短い英文を繰り返し作りながら、少しずつ慣れていきましょう。


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