仕事で英語を使う場面があると、「これを確認してください」「少し手伝ってもらえますか?」「作業が終わりました」といった一言を、英語でどう伝えればよいか迷うことがあります。
ビジネス英語と聞くと難しい表現を想像するかもしれませんが、実際には短くてシンプルな英語でも、職場で役立つ場面はたくさんあります。
大切なのは、難しい単語を無理に使うことではなく、相手に伝わる表現を少しずつ身につけることです。
この記事では、英語初心者向けに、仕事で使える英語フレーズを6つの場面・合計30選に分けて紹介します。
オフィスだけでなく、電気・制御などの現場でも使える例文を交えながら、意味や使う場面を解説していきます。
- 職場で使える基本の英語フレーズ30選
- 挨拶・依頼・確認・報告などの使い分け
- 実際の仕事を想定した短い英会話
- 初心者がフレーズを覚えるコツ
仕事で使う英語は短いフレーズから覚えよう
仕事で英語を使うときは、まず日常的によく登場する言葉から覚えると実践しやすくなります。
例えば、次の3つの表現だけでも、職場でのコミュニケーションに役立ちます。
これを確認してください。
確認をお願いしたいときに使えるシンプルな表現です。
わかりました。
相手の説明を理解したことを伝えます。
確認します。
I’llはI willの短縮形です。これから自分が行うことを伝えます。
どれも短い英文ですが、依頼・返答・報告など、職場で必要になる基本的なコミュニケーションにつながります。
こうした表現を支えているのは、be動詞・一般動詞・助動詞などの基礎英文法です。
動詞の使い方を復習したい方は、一般動詞とは?be動詞との違いを初心者向けに解説も参考にしてみてください。
仕事で使う英語フレーズを図解で確認
まずは、仕事や電気・制御の現場で使える英語表現を、画像で確認してみましょう。

画像には技術系の仕事で使われる表現も含まれていますが、ここからは業種を問わず使いやすい30フレーズを中心に紹介します。
① 挨拶で使える英語フレーズ5選
最初は、出社時や初対面の人との会話で使える基本の挨拶です。
おはようございます。
朝の挨拶で使う基本表現。職場でも自然に使えます。
こんにちは。お元気ですか?
同僚や取引先との会話の入り口で使えます。
はじめまして。
初対面の相手に使います。会議や自己紹介でも便利です。
またお会いできてうれしいです。
以前に会ったことがある相手への挨拶です。
よい一日をお過ごしください。
会話の終わりや別れ際に使いやすい表現です。
「How are you?」と聞かれたときは、「I’m good, thanks. How about you?(元気です、ありがとう。あなたは?)」のように返せます。
まずは挨拶と返答をひと組で覚えると、会話が続けやすくなります。
② 自己紹介で使える英語フレーズ5選
初対面の相手に、名前・仕事・担当業務などを伝えるときの表現です。
私の名前は太郎です。
自分の名前に置き換えて使えます。「I’m Taro.」でも自己紹介できます。
私は技術関係の仕事をしています。
自分の仕事分野を紹介する表現です。
私は保守業務を担当しています。
be in charge of ~ は「~を担当している」という意味です。
私は昨年この会社に入社しました。
いつ入社したかを伝えたいときに使います。
これから一緒にお仕事できることを楽しみにしています。
仕事上で新しく関わる相手への、丁寧な締めくくりの表現です。
自己紹介では、まず名前と担当業務を伝えられれば十分な場合もあります。
「I’m ~」「I work ~」などの基本形から練習してみましょう。
③ 依頼するときの英語フレーズ5選
職場では、確認や作業を誰かにお願いする場面がよくあります。依頼の丁寧さにも注目してみましょう。
これを確認してください。
作業内容や資料を確認してほしいときに使えます。
手伝っていただけますか?
相手に丁寧に助けを求めたいときの表現です。
そのファイルを送っていただけますか?
資料やデータを送ってもらいたいときに便利です。
私に知らせてください。
変更や結果がわかったら連絡してほしい場面で使えます。
もう一度説明していただけますか?
相手の説明を聞き直したいときに役立ちます。
PleaseとCould youの違い
「Please check this.」は直接的でシンプルな依頼です。
一方、「Could you check this?」は、相手に確認してもらえるかを丁寧にたずねる言い方です。
どちらも使える表現ですが、社外の相手や丁寧にお願いしたい場面では、Could you ~? が使いやすいでしょう。
また、Could you ~? のcouldは、ここでは単純に過去の話をしているわけではありません。丁寧さを表すために使われています。
④ 確認するときの英語フレーズ5選
予定や作業内容、相手の説明を正しく理解しているか確認するための表現です。
これは正しいですか?
数値・資料・作業内容などの正しさを確認できます。
準備はすべて整っていますか?
会議や作業を始める前の確認に使えます。
理解できましたか?
相手が説明を理解したか確認する表現です。言い方によっては強く聞こえるため、丁寧な場面では「Does that make sense?」も使えます。
会議は何時に始まりますか?
開始時刻を具体的に確認する質問です。
予定を確認してもらえますか?
作業日程や会議予定を確認してほしいときに使います。
英語の質問では、何を確認したいかによって疑問詞を使い分けます。
例えば「What time」は時刻、「When」は日時や時期、「Where」は場所を聞く表現です。
詳しくは、英語の疑問詞とは?What・When・Where・Who・Why・Howの意味と使い方も参考にしてみてください。
⑤ 報告するときの英語フレーズ5選
作業状況や結果、問題の発生などを伝えるときに役立つフレーズです。
作業を終えました。
依頼された仕事が完了したことを伝えます。
今、それに取り組んでいます。
作業が進行中であることを伝える表現です。
問題が発生しています。
不具合やトラブルがあることを報告できます。
機械は正常に動いています。
設備の動作状況を報告する際に使えます。
原因を確認します。
問題の原因をこれから調べる意思を伝えます。
完了・進行中・これからの違い
仕事の報告では、すでに終わったのか、今やっているのか、これから行うのかを伝えることが大切です。
| 状態 | 英文 | 意味 |
|---|---|---|
| 完了 | I’ve finished it. | 終わりました。 |
| 進行中 | I’m working on it. | 今取り組んでいます。 |
| これから | I’ll check it. | 確認します。 |
「I’ve finished」は現在完了形、「I’m working」は現在進行形、「I’ll check」はwillを使った表現です。
時制の基本は、英語の時制とは?現在形・過去形・未来形・進行形の違いでも確認できます。現在完了形については、別途学習していくとよいでしょう。
⑥ お礼・返答で使える英語フレーズ5選
相手の依頼に答えたり、感謝を伝えたりするときに使える表現です。
手伝っていただきありがとうございます。
相手が協力してくれたときに使える丁寧なお礼です。
感謝しています。
相手の配慮や協力に対して感謝を伝えます。
どういたしまして。
Thank you. と言われたときの基本的な返答です。
問題ありません。
依頼を引き受けるときや、感謝への返答として使えます。ややカジュアルな響きがあります。
私が対応します。
自分がその仕事や問題に責任を持って対応することを伝えます。
最初は「Thank you.」「You’re welcome.」のような短い言葉から使ってみましょう。
慣れてきたら「Thank you for your help.」など、具体的に感謝の内容を伝える表現にも挑戦してみてください。
仕事で使える英語フレーズ30選|一覧表
ここまで紹介した30フレーズを、復習しやすいように一覧表にまとめました。
| 場面 | 英文 | 日本語訳 |
|---|---|---|
| 挨拶 | Good morning. | おはようございます。 |
| 挨拶 | Hello, how are you? | こんにちは。お元気ですか? |
| 挨拶 | Nice to meet you. | はじめまして。 |
| 挨拶 | Good to see you again. | またお会いできてうれしいです。 |
| 挨拶 | Have a good day. | よい一日を。 |
| 自己紹介 | My name is Taro. | 私の名前は太郎です。 |
| 自己紹介 | I work in engineering. | 技術関係の仕事をしています。 |
| 自己紹介 | I’m in charge of maintenance. | 保守業務を担当しています。 |
| 自己紹介 | I joined this company last year. | 昨年この会社に入社しました。 |
| 自己紹介 | I look forward to working with you. | 一緒にお仕事できることを楽しみにしています。 |
| 依頼 | Please check this. | これを確認してください。 |
| 依頼 | Could you help me? | 手伝っていただけますか? |
| 依頼 | Could you send me the file? | ファイルを送っていただけますか? |
| 依頼 | Please let me know. | 私に知らせてください。 |
| 依頼 | Could you explain it again? | もう一度説明していただけますか? |
| 確認 | Is this correct? | これは正しいですか? |
| 確認 | Is everything ready? | 準備は整っていますか? |
| 確認 | Do you understand? | 理解できましたか? |
| 確認 | What time does the meeting start? | 会議は何時に始まりますか? |
| 確認 | Can you confirm the schedule? | 予定を確認してもらえますか? |
| 報告 | I’ve finished the task. | 作業を終えました。 |
| 報告 | I’m working on it. | 今取り組んでいます。 |
| 報告 | There’s a problem. | 問題が発生しています。 |
| 報告 | The machine is working properly. | 機械は正常に動いています。 |
| 報告 | I’ll check the cause. | 原因を確認します。 |
| お礼・返答 | Thank you for your help. | 手伝っていただきありがとうございます。 |
| お礼・返答 | I appreciate it. | 感謝しています。 |
| お礼・返答 | You’re welcome. | どういたしまして。 |
| お礼・返答 | No problem. | 問題ありません。 |
| お礼・返答 | I’ll take care of it. | 私が対応します。 |
職場での英会話例|依頼から報告まで
ここでは、機械の動作確認をお願いする場面を想定して、短い英会話を見てみましょう。
Could you check this machine?
この機械を確認していただけますか?
Sure. I’ll check it now.
もちろんです。今から確認します。
Is it working properly?
正常に動いていますか?
Yes, it’s working properly.
はい、正常に動いています。
Thank you for your help.
確認してくれてありがとうございます。
No problem.
問題ありません。
この会話では、依頼・返答・確認・報告・お礼の基本表現が使われています。
単語をひとつずつ暗記するだけでなく、実際の会話の流れで覚えると使いやすくなります。
機械操作や電気設備の安全確認では、短い英文だけで作業内容を判断しないことが大切です。
指示内容・設備の状態・作業手順などを正しく確認し、必要な安全措置を取ったうえで作業を進めましょう。
英語初心者がビジネス英語を覚える3つのコツ
① まずは1日3フレーズから覚える
30フレーズを一度に覚えようとする必要はありません。
例えば、1日目は挨拶、2日目は依頼、3日目は確認というように、場面ごとに覚えていく方法がおすすめです。
② 自分の仕事に置き換えて練習する
「Please check this.」を覚えたら、次のように単語を置き換えてみましょう。
この書類を確認してください。
予定を確認してください。
配線を確認してください。
文の基本形を覚えると、名詞を変えるだけでさまざまな状況に対応できるようになります。
③ 声に出して練習する
英文を読むだけでなく、実際に声に出すことも大切です。
- 英文を見ながら声に出して読む。
- 日本語訳を見て、英語を思い出す。
- 自分の職場に合う単語へ置き換える。
- 短い会話の中で使う練習をする。
毎日少しずつ続けることで、仕事中に自然と英語が出てきやすくなります。
練習問題|仕事で使う英語にしてみよう
今回紹介したフレーズを使って、次の日本語を英語にしてみましょう。
- はじめまして。
- これを確認してください。
- 手伝っていただけますか?
- これは正しいですか?
- 今、それに取り組んでいます。
- 問題が発生しています。
- 原因を確認します。
- 手伝っていただきありがとうございます。
答えを見る
1. Nice to meet you.
2. Please check this.
3. Could you help me?
4. Is this correct?
5. I’m working on it.
6. There’s a problem.
7. I’ll check the cause.
8. Thank you for your help.
声に出しながら練習して、すぐに使える表現を少しずつ増やしていきましょう。
まとめ
今回は、仕事で使える英語フレーズ30選を、挨拶・自己紹介・依頼・確認・報告・お礼の6場面に分けて紹介しました。
- 挨拶:相手との会話を始める基本表現を覚える。
- 自己紹介:名前・仕事・担当業務を簡単に伝える。
- 依頼:PleaseやCould youを使い分ける。
- 確認:必要な情報を質問して確かめる。
- 報告:作業の完了・進行中・問題発生を伝える。
- お礼・返答:感謝や対応する意思を短く伝える。
ビジネス英語は、難しい単語や長い英文を覚えなければ使えないわけではありません。
まずは「Please check this.」「Could you help me?」「I’ll check it.」のような短い表現から、仕事の場面を想像しながら練習してみましょう。
英語の基礎と実際のフレーズを少しずつ結びつけて、仕事でも使える英語を増やしていきたいですね。

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